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65歳からタクシー運転手になれる?定年後も自分のペースで働ける仕事として目指す方法


65歳からでもタクシー運転手は目指せます。但し、都内では限られたタクシー会社となるでしょう
第二種免許に年齢の上限はなく、65歳以上の未経験者を養成する会社もあります。
また、タクシー会社により、二種免許所持者に限られる場合もあります
定時制・嘱託とういう勤務形態や日勤を選べば、年金を受け取りながら自分のペースで働けるのがタクシーの大きな魅力です。

定年を迎えて「まだ働きたいけれど、フルタイムはきつい」「年金だけでは少し心もとない」と感じている方は多いのではないでしょうか。
そんな方の選択肢として、いま改めて注目されているのがタクシー運転手です。
幣サイトにも60歳代の相談者が、日々増えています

この記事では、65歳から新しくタクシー業界に入る方に向けて、応募できる会社の探し方、自分のペースで働ける勤務形態、2026年4月に見直された在職老齢年金との両立、知っておきたい制度を、公的データをもとに首都圏向けに解説します。

65歳からでもタクシー運転手になれる?

答えは「容易ではありませんがなれます」です。ただし、応募する前に知っておきたい前提があります。

65歳から目指すときの前提

  • 免許の年齢上限はない:タクシー乗務に必要な第二種免許には年齢の上限はありません。
  • 65歳以上は応募先がしぼられる:首都圏では定年を65歳とする会社が多く、正社員(期間の定めのない雇用)の募集は定年年齢を上限にしているケースが目立ちます。神奈川県、その他の近隣の県については、都内より募集されています
  • 雇用形態は定時制・嘱託・有期雇用が中心:65歳以上の乗務員の方は、1年ごとの嘱託として再雇用制度あり、定時制として75歳まで勤務可という形式になります。基本的に正社員と同様の雇用となります
  • 「思い立ったら早めに」が有利:年齢が上がるほど応募できる会社は減る傾向にあるため、就職活動は早めに始めるのがおすすめです。

実際に、東京無線に加盟する日興自動車グループ(豊島区・板橋区)は、公式サイトのコラムや求人情報で「65歳以上の未経験者も養成する」「75歳まで勤務可能」と案内しています。
会社の詳細は日興自動車株式会社の評判記事で紹介しています。

定年後のタクシーが「自分のペースで働ける仕事」と言われる理由

① 同世代が中心の職場

全国ハイヤー・タクシー連合会(全タク連)が2026年5月に公表した資料によると、タクシー運転者の平均年齢は56.8歳です。
60代・70代の乗務員も珍しくなく、「新人が自分だけ年上で気まずい」ということは一切ない業界です。

② 年齢による収入の落ち込みがゆるやか

年齢階級 タクシー運転者 全産業労働者
60〜64歳 約440万円 約506万円
65〜69歳 約379万円 約402万円
70歳以上 約348万円 約353万円

出典:全国ハイヤー・タクシー連合会「令和7年賃金構造基本統計調査によるタクシー運転者の現況」(令和8年5月)第2表。
年間推計額(月間給与×12+年間賞与)の全国平均です。

多くの業種では定年後の再雇用で賃金が大きく下がりますが、タクシーは年齢に関係なく同じ歩合の仕組みで給与が決まるため、下がり方がゆるやかです。
全タク連は、65歳以上では製造業や卸・小売業よりもタクシー運転者の年間推計額のほうが高いと分析しています。

③ 勤務形態を選べる

タクシーは隔日勤務だけの仕事ではありません。
会社によっては昼日勤や、乗務回数を抑えた定時制を用意しており、体力や生活に合わせて働き方を選べます。

④ 乗務中は一人の仕事

乗務中は基本的に一人で、上司や同僚に気をつかう場面は多くありません。
人間関係の負担が少ないことも、定年後の仕事として選ばれる理由の一つです。

65歳からの主な働き方

働き方 特徴 向いている人
隔日勤務(定時制・嘱託) 1回の乗務が長い代わりに出勤日数が少ない。深夜帯を含むため売上を伸ばしやすい 体力に自信があり、しっかり稼ぎたい人
昼日勤 朝から夕方まで。生活リズムを崩しにくく、日中の需要(通院・買い物・ビジネス)が中心 規則正しい生活を続けたい人
定時制(乗務回数を抑える) 月の乗務回数を少なめに設定。年金と組み合わせて無理なく働く 収入より自分の時間や体調を優先したい人

※設定されている勤務形態・乗務回数・契約期間は会社によって異なります。

勤務形態ごとの1日の流れはタクシードライバーの働き方ガイド(隔日勤務・昼勤・夜勤)で詳しく解説しています。

年金と両立できる?2026年4月の在職老齢年金の見直し

65歳以降に厚生年金に加入して働く場合、給与と年金の合計額によっては老齢厚生年金の一部が支給停止されます(在職老齢年金制度)。
この基準となる支給停止調整額が、2026年4月から51万円→65万円(令和8年度)に引き上げられました(日本年金機構)

計算の考え方(月額)

総報酬月額相当額(給与+賞与の月換算)+ 老齢厚生年金の基本月額 ≦ 65万円 → 年金は全額支給

例:給与が月30万円、老齢厚生年金が月10万円の場合、合計40万円のため支給停止はありません。

※全タク連資料の65〜69歳の月間給与は約30万円(全国平均)
基準額は毎年度改定されます。個別の年金額や支給停止額は年金事務所でご確認ください。

基準額が大きく引き上げられたことで、「年金が減らないように働く日数を抑える」必要がある人は減りました。
働いた分だけ手元に残りやすくなったことは、定年後にタクシーを選ぶ追い風といえます。
自分の条件で月収を試算したい方はタクシー運転手の収入計算ツールをご利用ください。

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65歳から始めるときに知っておきたい制度

第二種運転免許と地理試験

タクシー乗務には普通自動車第二種免許が必要です。
受験には原則として21歳以上かつ普通免許などの保有期間3年以上が条件で、年齢の上限はありません。
適性試験には深視力検査もあります。東京特別区・武三地区で乗務する場合は、あわせて地理の習得が必要です。
首都圏では入社後の取得費用を会社が負担する例が多いものの、一定期間の勤務を条件にしている会社もあります。

初任診断と適齢診断

国土交通省の指針により、タクシー会社は新たに運転者を選任する前に初任診断を受けさせることになっています。
さらに65歳以上の人を新たに運転者として選任した場合は、選任の日から1年以内に適齢診断を受診し、その後75歳までは3年以内ごと、75歳以上は1年以内ごとに受診します。
加齢による運転の変化を本人と会社が把握し、安全に長く働くための仕組みです。

契約更新と上限年齢

65歳以上の採用は1年ごとの契約更新が一般的で、首都圏では75歳を上限とする会社が多く見られます。
更新の条件(健康診断の結果、乗務実績など)は会社ごとに異なります。

65歳から応募する会社の選び方(首都圏)

応募前に確認したい6項目

  1. 65歳以上・未経験の採用実績:募集要項に年齢の記載がなく募集可の確認
  2. 雇用形態と契約更新の上限年齢:何歳まで更新できるか、更新の条件は何か
  3. 選べる勤務形態:昼日勤・定時制の有無、入社後に切り替えられるか
  4. 二種免許の費用負担:全額負担か、勤務期間の条件があるか
  5. 給与保証と研修:売上が安定しない最初の期間を支える制度、同乗指導の有無
  6. 通勤のしやすさ:自宅から無理なく通える営業所か(通勤費の扱いも確認)

面接では体調管理や働き続ける意欲を聞かれることが多いため、タクシー面接で聞かれること完全ガイドで準備しておくと安心です。

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65歳からのタクシーが向いている人・注意したい人

向いている人 注意したい人
定年後も社会とつながっていたい 持病があり、長時間の運転が医師から制限されている
運転が好きで、安全運転に自信がある 夜間の視力や疲れやすさに不安が大きい
お客様との会話を楽しめる スマホ・タブレット操作を極端に避けたい
年金+αで無理なく収入を得たい 入社直後から高収入を期待している

60代で業界に入った人の評判・口コミは60代から挑戦するタクシードライバーの口コミと実態、定年後に長く働く魅力は定年後タクシー運転手は65歳を超えても充実して働ける仕事もあわせてご覧ください。

よくある質問

Q. 65歳・未経験からでもタクシー運転手になれますか?

なれます。第二種免許に年齢の上限はなく、65歳以上の未経験者を養成しているタクシー会社もあります。
ただし定年を65歳とする会社が多く、正社員の募集は65歳未満が中心のため、65歳以上は定時制・嘱託・有期雇用などで採用している会社を探すのは容易ではありません

Q. 何歳までタクシー運転手として働けますか?

会社によって異なります。
首都圏では定年後に1年ごとの契約更新で75歳まで働ける制度を設けている会社が多く見られます。
更新には健康状態や乗務実績などの条件があるため、応募時に確認しましょう。

Q. 年金を受け取りながら働くと年金は減りますか?

厚生年金に加入して働く場合、給与(賞与を含む月換算)と老齢厚生年金の月額の合計が支給停止調整額を超えると、超えた額の半分が支給停止されます。
支給停止調整額は2026年4月から65万円(令和8年度)に引き上げられました。個別の金額は年金事務所でご確認ください。
また、60歳代と70歳代では、異なります。当然、タクシー乗務で年金を払い続けることで、退職後の受取額は、増額されます

Q. 65歳以上の運転者には特別な検査がありますか?

あります。
国土交通省の指針により、65歳以上の人を新たに運転者として選任した場合は選任の日から1年以内に適齢診断を受け、その後75歳までは3年以内ごとに受診します。
75歳以上は1年以内ごとの受診です。受診は会社が手配するのが一般的です。

Q. 65歳からの平均的な年収はどれくらいですか?

全タク連の資料では、タクシー運転者の年間推計額は65〜69歳で約379万円、70歳以上で約348万円です(全国平均)。
歩合給が中心で、勤務日数や勤務形態によって大きく変わります。

Q. 体力に自信がなくても続けられますか?

勤務形態の選び方次第です。
長時間の隔日勤務が負担な場合は、昼日勤や乗務回数を抑えた定時制を選べる会社を選ぶと、自分のペースで続けやすくなります。
応募前に健康診断の基準や勤務日数の下限も確認しておきましょう。

タクシー転職に関するその他の疑問は、タクシー転職よくある質問20選でまとめてご確認いただけます。

まとめ

この記事のポイント

  • 65歳からでもタクシー運転手は目指せる。ただし応募先は65歳未満より限られるため、通える地域の会社を探す
  • 65歳以上は定時制・嘱託・有期雇用での採用が中心。首都圏では75歳まで更新できる会社が多い
  • 歩合給のため年齢による収入の落ち込みがゆるやか。65歳以上では他の主要産業を上回る水準
  • 2026年4月から在職老齢年金の基準額が65万円に上がり、年金と両立しやすくなった
  • 65歳以上で新たに選任されると1年以内に適齢診断。安全に長く働くための仕組みが整っている

定年はゴールではなく、働き方を自分で選び直すタイミングです。

「週に何日くらい」「どのくらいの収入で」といった希望に合う会社を探したい方は、まずはお気軽にご相談ください。

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※本記事の統計値は全国ハイヤー・タクシー連合会の公表資料(令和8年5月)に基づく全国平均であり、個人の収入を保証するものではありません。在職老齢年金の基準額は日本年金機構の公表内容(令和8年度)に基づきます。各社の採用年齢・契約条件・給与制度は変更される場合があるため、最新情報は各社の求人票でご確認ください。最終更新:2026年9月30日

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アバター画像 この記事の監修者:アドバイザー紹介 ジョブズ代表 鈴木淳一
タクシー業界採用コンサルタントとして17年以上のキャリア。これまで延べ10,000名以上をタクシー就職への採用・転職へと導く。業界の採用事情から乗務ノウハウまで、常に新しい観点で信頼性の高い情報発信に努めている。本サイト"タクシージョブ"は、株式会社ジョブズが運営しタクシー業界に精通する代表が監修

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