
60代からのタクシードライバー挑戦は「十分に現実的」という評判が多数派です。
業界の平均年齢は56.8歳で60代は中心世代。一方で「最初の売上が安定しない」「隔日勤務がきつい」という声もあり、勤務形態と会社選びが続けられるかを左右します。
「シニアタクシーデビュー」と検索している方の多くは、60代からタクシードライバーを始めて本当に大丈夫なのか、実際の評判や口コミを知りたい方ではないでしょうか。
この記事では、シニア向け転職サービス「シニアタクシーデビュー」の概要を事実ベースで整理したうえで、60代でタクシー業界にデビューした人の良い評判・悪い評判を、全国ハイヤー・タクシー連合会(全タク連)の公表データと照らし合わせて解説します。
首都圏で転職を考える方向けに、会社選びのポイントもまとめました。
「シニアタクシーデビュー」とは?サービスの概要
「シニアタクシーデビュー」は、株式会社シルバーバンクが運営する50代・60代向けのタクシー専門の無料転職支援サービスです。
同社はタクシーのほか介護・警備などシニア向け求人を扱う転職サイト「シルバーバンク」も運営しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| サービス名 | シニアタクシーデビュー |
| 運営会社 | 株式会社シルバーバンク(東京都渋谷区代々木) |
| 事業許可 | 有料職業紹介事業 許可番号 13-ユ-318591 |
| 対象 | 50代・60代を中心としたシニア層(未経験者を含む) |
| 主なサポート | 電話・LINEでの面談、専門スタッフによる推薦書の作成、履歴書作成・面接対策の支援 |
| 利用料 | 求職者は無料 |
| 掲載求人の地域 | 東京都・神奈川県・埼玉県など首都圏の求人が中心(公式サイト掲載分) |
※公式サイトおよび東京労働局掲載資料をもとに編集部作成(2026年9月時点)
サービス自体の評判について
- 編集部で主要な口コミサイトを調査しましたが、「シニアタクシーデビュー」利用者による第三者の口コミは確認できませんでした。
- 公式サイトでは「シニア専門だから寄り添える」「未経験のサポートに強い」「推薦書で高い合格率」を強みとして掲げていますが、合格率などの具体的な数値は公式サイトでは確認できませんでした。
- 転職支援サービスは担当者との相性で満足度が変わります。1社に絞らず、複数のサービスや求人サイトを比較して判断するのがおすすめです。
サービスの評判を確かめたい方が本当に知りたいのは、「60代でタクシー業界にデビューして、実際どうなのか」という点でしょう。
ここからは業界データと体験談からその実態を見ていきます。
60代からタクシードライバーに挑戦する人は多い?データで見る実態
全タク連が2026年5月に公表した「令和7年賃金構造基本統計調査によるタクシー運転者の現況」によると、タクシー運転者の平均年齢は56.8歳(前年は60.2歳)です。
60代はまさに業界の中心世代で、「同年代が多いので職場になじみやすい」という評判の裏付けになっています。
年齢別の年収(年間推計額)
| 年齢階級 | タクシー運転者 | 全産業労働者 |
|---|---|---|
| 55〜59歳 | 約481万円 | 約641万円 |
| 60〜64歳 | 約440万円 | 約506万円 |
| 65〜69歳 | 約379万円 | 約402万円 |
| 70歳以上 | 約348万円 | 約353万円 |
| 全年齢平均 | 約451万円 | 約546万円 |
出典:全国ハイヤー・タクシー連合会「令和7年賃金構造基本統計調査によるタクシー運転者の現況」(令和8年5月)第2表。
年間推計額=月間給与×12+年間賞与。全国平均の値です。
データからわかる3つのポイント
- 定年後も収入が落ちにくい:全産業では60歳以降に賃金が大きく下がる一方、タクシー運転者は歩合給中心のため年齢による下落がゆるやかです。65歳以上では製造業や卸・小売業よりタクシー運転者の年間推計額のほうが高いと全タク連は分析しています。
- 首都圏は水準が高い:都道府県別の年間推計額は東京都が約570万円と全国平均(約451万円)を大きく上回ります。
- 未経験1年目でも一定の水準:経験年数0年の年間推計額は約371万円で、全145職種中44位という位置づけです。
自分の勤務形態や売上目標で月収を試算したい方は、タクシー運転手の収入計算ツールで確認できます。
60代デビューの良い評判・口コミ
転職支援サイトやタクシー会社が掲載している体験談・インタビューから、60代で業界入りした人の「良かった点」を要約して紹介します。
▶ 年齢を理由に断られにくい
60歳で他の仕事を探したが選択肢が少なく、タクシーは60代でも受け入れてもらえた、という体験談が見られます。
業界全体が人手不足で、シニア歓迎の求人が多いことが背景にあります。
▶ 道を知らなくても何とかなった
地方出身で都市部の道に不安があったが、営業車にはカーナビが搭載されており、配車アプリも普及しているので乗務できた、という声があります。
▶ 人生経験がそのまま武器になる
接客マナーや落ち着いた会話が評価されやすく、高齢のお客様や観光客から安心感を持たれるという評判があります。
前職のコミュニケーション経験が活きた、という声も多い傾向です。
▶ 一人で働ける気楽さ・休みの多さ
乗務中は基本的に一人なので人間関係のストレスが少ない、隔日勤務なら明け休みと公休で平日に自由な時間が取れる、という点を評価する声があります。
60代デビューの悪い評判・気になる口コミ
一方で、始めてから苦労した点として挙がる声も少なくありません。良い面だけで判断しないよう、事前に把握しておきましょう。
▶ 最初の売上が安定しない
入社後しばらくは毎日の売上が安定せず、簡単には稼げないと実感した、という体験談があります。
歩合給中心のため、稼げるエリアや時間帯をつかむまでは収入の波が出やすくなります。
▶ 道を覚えるのに苦労した
カーナビがあっても、東京の複雑な道路を覚えるには時間がかかったという声があります。
東京特別区・武三地区などで乗務するには地理試験への合格も必要です。
▶ 隔日勤務・座りっぱなしが体にこたえる
隔日勤務は1回の拘束時間が長く、慣れるまで負担を感じたという声や、長時間座り続けることで腰を痛めやすいという指摘があります。
全タク連も、高齢層の賃金がやや下がる背景として、隔日勤務や深夜勤務から日勤への移行の影響を挙げています。
評判のまとめ
- 「年齢で断られにくい」「経験が活きる」はデータ・体験談の両面から裏付けがある
- 「最初の収入の波」「体力面の負担」は多くの人が通る壁で、給与保証や勤務形態で軽減できる
- 評判の差は本人の向き不向き+会社選びで生まれている
まずは、登録してみよう!「情報収集」という段階でもどうぞ
![]()

評判からわかる「60代で続く人・続かない人」
| 続きやすい人 | 苦労しやすい人 |
|---|---|
| 接客や会話に抵抗がない | 接客・クレーム対応が強いストレスになる |
| 最初の数カ月は「修業期間」と割り切れる | 入社直後から高収入を期待している |
| 睡眠・食事など体調管理を習慣にできる | 持病の管理や生活リズムの調整が難しい |
| 地図アプリや配車アプリを使うことに抵抗がない | スマホ・タブレット操作を極端に避けたい |
| 一人で黙々と働くことが苦にならない | チームで働くことにやりがいを感じる |
気持ちの面での向き不向きは、タクシー運転手に向いてる人はメンタルが強く、すぐに辞めないでも詳しく解説しています。
60代が知っておくべき制度・条件
第二種運転免許
タクシー乗務には普通自動車第二種免許が必要です。
受験には原則として21歳以上かつ普通免許などの保有期間3年以上が条件で、年齢の上限はありません。
適性試験には深視力検査があり、不安な方は事前に確認しておくと安心です。
首都圏では入社後の取得費用を会社が負担する制度が多く見られますが、一定期間の勤務を条件とする会社もあります。
65歳以上の適齢診断
タクシーなど事業用自動車の運転者は、65歳以上になると国の制度に基づく適齢診断を定期的に受診します。
また、タクシー会社の大半が、65歳定年制を迎えるにあたり、63歳以上の面接~採用にあたり、一定の年齢基準の壁があります
東京・神奈川県では、ごく少数のタクシー会社により、65歳以上の採用実績があります
また、入社後、70~75歳以上は受診の頻度が上がり、加齢による運転特性の変化を本人と会社が把握し、安全に乗務を続けるための仕組みです。
定年と雇用形態
タクシー会社の採用後、定年の年齢や定年後の働き方は会社ごとに異なります。
定年後は定時制・嘱託などの雇用形態に切り替えて働き続ける会社が一般的です。
65歳を過ぎてからの働き方は定年後タクシー運転手は65歳を超えても充実して働ける仕事で紹介しています。
60代が失敗しない会社選びのポイント(首都圏)
応募前に確認したい5項目
- 採用年齢と定年:何歳まで採用しているか、定年後に何歳まで働けるか
- 勤務形態を選べるか:昼日勤・定時制があるか、入社後に隔日勤務から切り替えられるか
- 給与保証の期間と条件:売上が安定しない最初の期間を支える制度があるか
- 研修・同乗指導:地理試験対策や先輩の添乗指導がどこまであるか
- 配車アプリ・無線の状況:流し営業だけに頼らず乗車を得られる環境か
勤務形態ごとの違いはタクシードライバーの働き方ガイド(隔日勤務・昼勤・夜勤)、面接対策はタクシー面接で聞かれること完全ガイドが参考になります。
よくある質問
Q. 60代・未経験からでもタクシードライバーになれますか?
なれます。全タク連の資料ではタクシー運転者の平均年齢は56.8歳で、60代は業界の中心世代のひとつです。
ただし採用の上限年齢や定年は会社ごとに異なるため、応募前の確認が必要です。
Q. 60代のタクシードライバーの年収はどれくらいですか?
年間推計額は、60〜64歳で約440万円、65〜69歳で約379万円、70歳以上で約348万円です(全国平均)。
歩合給が中心のため個人差が大きく、勤務形態や地域でも変わります。
Q. 「シニアタクシーデビュー」とはどんなサービスですか?
株式会社シルバーバンクが運営する、50代・60代向けのタクシー専門の無料転職支援サービスです(許可番号13-ユ-318591)
利用者による第三者口コミサイトへの投稿は、編集部の調査では確認できませんでした。
Q. 60代で隔日勤務は体力的に大丈夫ですか?
個人差があります。
隔日勤務は1回の拘束時間が長く、慣れるまで負担を感じる人もいます。体力に不安がある場合は、昼日勤や定時制を選べる会社、入社後に勤務形態を変更できる会社を選ぶと安心です。
Q. 65歳を過ぎてもタクシードライバーを続けられますか?
続けている人は多くいます。
65歳以上の運転者は国の制度に基づく適齢診断を定期的に受診し、会社の健康管理のもとで乗務します。
定年後は定時制などの雇用形態に切り替わる会社が一般的なため、条件は応募前に確認しましょう。
Q. 普通免許しか持っていなくても応募できますか?
応募できる会社が多くあります。
首都圏の各社では入社後に第二種免許の取得を支援する制度を設けている例が多いですが、費用負担の条件(一定期間の勤務が必要など)は会社ごとに異なります。
タクシー転職に関するその他の疑問は、タクシー転職よくある質問20選でまとめてご確認いただけます。
まずは、登録してみよう!「情報収集」という段階でもどうぞ
![]()

まとめ
この記事のポイント
- 「シニアタクシーデビュー」は、当サイトが運営するシニア向けのタクシー転職支援サービスでご案内いたします
注/65歳以上の面接~採用に対しては、各タクシー会社の判断によります。 - タクシー運転者の平均年齢は56.8歳。60代は業界の中心世代で、年齢による収入の下落も他産業よりゆるやか
- 良い評判は「年齢で断られにくい」「経験が活きる」「一人で働ける」
- 悪い評判は「最初の売上が安定しない」「道を覚えるのが大変」「隔日勤務が体にこたえる」
- 60代で長く続けるカギは、勤務形態の選択肢・給与保証・研修体制がそろった会社選び
60代からのタクシーデビューは、準備と会社選び次第で「第二のキャリア」として十分に成り立つ選択肢です。
自分に合う勤務形態の会社を知りたい方は、まずは気軽にご相談ください。
首都圏最大数のタクシー求人情報満載
タクシーの就職にお役立つ最新の求人情報掲載
登録して採用された方に就職支援金(入社祝い金)を支給
首都圏中心に紹介サービスにおける求人無料支援サービスを実施
タクシーへ転職をお考えの皆様へタクシーの求人情報をお伝えします
タクシー会社へ入社された方や現役で乗務されている乗務員の実際の
お話等を踏まえてアドバイスしています
是非一度、ご利用ください
※本記事の統計値は全国ハイヤー・タクシー連合会の公表資料(令和8年5月)に基づく全国・都道府県平均であり、個人の収入を保証するものではありません。
各社の採用条件・定年・給与制度は変更される場合があるため、最新情報は各社の求人票でご確認ください。最終更新:2026年9月30日




