
未経験の女性がタクシー運転手になるまでの基本的な流れ
未経験の女性がタクシー運転手になるには、二種免許の取得と社内研修を経て乗務を始めます。
免許の費用は会社が負担する制度を使える会社が多く、入社から乗務開始までは1か月前後が目安です。
タクシー運転手に興味はあっても、「二種免許は難しそう」「費用は自分で払うの?」と不安になる女性は少なくありません。
結論から言うと、二種免許は受験資格を満たしていれば、未経験からでも目指せます。
多くのタクシー会社が、取得費用を会社が負担する制度を用意しています。
ただし、負担の範囲や条件は会社ごとに違います。この記事では、入社から乗務開始までの流れを4つのステップで整理し、費用・期間の目安と、面接で確認したいことをまとめました。
入社から乗務開始までの流れ(全体像)
4つのステップ
- 応募・面接:二種免許の取得支援の内容を確認する
- 入社後に二種免許を取得する:通学または合宿で、2週間前後が目安
- 社内研修を受ける:同乗研修を含めて、1週間程度の会社が多い
- 乗務を開始する:給与保証の期間と金額を確認しておく
会社によって差はありますが、入社から乗務開始まで1か月前後を見込む会社が多いようです。
順番に見ていきましょう。
STEP.01 応募前に確認したい受験資格
二種免許(普通二種免許)を受験するには、年齢と、これまでに持っている免許の期間に条件があります。
| 区分 | 年齢 | 免許の保有期間 |
|---|---|---|
| 通常 | 21歳以上 | 普通免許などを取得してから、通算3年以上 |
| 特例 | 19歳以上 | 普通免許などを取得してから、通算1年以上(追加の教習が必要) |
特例を使う場合は、追加の教習が必要になります。
また、特例で取得した場合は、21歳になるまで「若者運転者期間」として扱われます。
多くの方は、通常の条件(21歳以上・免許取得から3年以上)に当てはまるはずです。
適性検査(視力など)の基準は、次のとおりです。
適性検査の基準
- 視力:両眼で0.8以上、片眼でそれぞれ0.5以上(メガネ・コンタクトでの矯正も可)
- 深視力:奥行きを測る検査(二種免許では必ず行われます)
- 色彩識別:赤・青・黄の区別ができること
- 聴力:10メートルの距離で、90デシベルの警音器の音が聞こえること(補聴器の使用も可)
受験資格や検査の基準は、見直されることがあります。
最新の情報は、運転免許試験場や、通う予定の教習所で確認してください。
STEP.02 二種免許の費用と期間の目安
| 取得方法 | 費用の目安 | 期間の目安 |
|---|---|---|
| 教習所(通い) | 22万円前後から | 約20日で卒業。そのあと、本免許の学科試験が1日 |
| 教習所(合宿) | 19万円前後から | 8〜10日で卒業。そのあと、本免許の学科試験が1日 |
費用は、入校の時期や地域、教習所によって変わります。30万円前後かかるという情報もあり、ひとつの数字だけで判断しないことが大切です。
なお、試験場で受ける「一発試験」という方法もありますが、技能試験の合格率が低いとされ、未経験の方にはあまり現実的ではありません。
会社負担の制度を確認する
多くのタクシー会社が、入社後に二種免許を会社負担(全額または一部)で取得できる制度を用意しています。
自分で先に数十万円を払わなくてよい点は、大きな安心材料です。
確認したいのは、次の点です。
会社の支援制度で確認したい5点
- 負担は全額か、一部か
- 一定期間の勤務が条件になっているか
- 短期間で辞めた場合に、費用の返還が必要か
- 免許を取っている間も、給与(日給・基本給)が出るか
- 合宿の場合、宿泊費や交通費は誰が負担するか
特に、返還条件は見落としやすい部分です。
口頭の説明だけで済ませず、書面や求人票で確認しておくと、入社後のトラブルを防げます。
取得期間中の収入が日給のみ、または基本給のみになる会社もあるため、その間の生活費の見通しも立てておきましょう。
補足 二種免許は「先に取る」か「入社後に取る」か
二種免許は、入社前に自分で取ることも、入社後に会社の支援を使って取ることもできます。
それぞれの違いは、次のとおりです。
| 比べる点 | 先に自分で取る | 入社後に会社の支援で取る |
|---|---|---|
| 費用 | 自己負担になる(数十万円) | 会社が負担する制度なら、自己負担は不要または少額 |
| 応募できる会社 | 免許の取得を条件にしている会社にも応募しやすい | 取得支援のある会社から選ぶことになる |
| 取得中の収入 | 勤務していないため、収入がない | 日給・基本給が出る会社もある |
| 向いている人 | 費用の準備があり、すぐ乗務したい人 | 費用をおさえて、未経験から始めたい人 |
費用の面から、未経験の方は、入社後に会社の支援で取る方法を選ぶ人が多いようです。
ただし、制度の内容は会社によって違うため、先に取るほうが得になるケースがないかも、比べてみてください。
教習を受けるときに、女性が確認しておきたいこと
教習所は、通いか合宿かで、生活への影響が大きく変わります。
通いの場合は、仕事や家庭との両立、予約の取りやすさを確認しましょう。
合宿の場合は、家を空ける期間の家事や育児の調整が必要です。
また、宿泊施設の条件は教習所ごとに違うため、女性の宿泊環境も事前に確認しておくと安心です。
会社が教習所を指定している場合は、会社に聞くのが確実です。
STEP.03 社内研修|道を覚えていなくても大丈夫?
免許を取ったあとは、会社の研修です。同乗研修を含めて1週間程度の会社が多く、運賃メーターや決済端末、無線機の操作、接客、安全運転を学びます。
「道を覚えられるか不安」という声もありますが、今はナビや配車アプリが案内してくれるため、道を全部覚えてから乗務するという形ではない会社が増えています。
先輩の運転手が同乗して教えてくれる期間があるかどうかは、会社選びの大きなポイントです。
なお、営業するエリアによっては、運転者登録などの手続きが必要な場合があります。
手続きは会社が案内してくれるのが一般的ですが、研修の内容と期間とあわせて、面接で聞いておくと安心です。
STEP.04 乗務開始後の収入と入社祝い金の確認
乗務を始めた直後は、お客様の乗せ方や時間帯の選び方に慣れるまで、収入が安定しにくい時期があります。
その間を支えるのが給与保証です。
保証の期間と金額は、会社によって大きく違います。
給与保証や、入社祝い金の支給時期・条件の見方は、女性がタクシー会社を選ぶときのチェックポイントでも詳しく解説しています。
あわせて確認してください。
まずは、登録してみよう!「情報収集」という段階でもどうぞ
![]()

面接・説明会で聞いておきたいこと
面接前にメモしておきたい8項目
- 二種免許の取得費用は、全額会社負担か。一部の場合、自己負担はいくらか
- 返還が必要になる条件と、勤務期間の縛り
- 免許を取る期間の給与の有無と金額
- 免許を取るための教習所は、会社が指定するのか。通いか合宿か
- 社内研修の期間と、同乗研修の有無
- 女性ドライバーの在籍人数と、平均勤続年数
- 給与保証の期間と金額、入社祝い金の支給時期
- 乗務開始までの目安の日数
聞きにくいことほど、入社後に困りやすい内容です。
複数の会社で同じ質問をして、比べることをおすすめします。
未経験の女性のタクシー転職 よくある質問
Q. 運転に自信がなくても、タクシー運転手になれますか?
受験資格を満たしていれば、応募はできます。運転に自信がない場合は、教習所での補習の可否や、同乗研修の長さを確認しておくと安心です。研修で、少しずつ慣れていく方も多くいます。
Q. 二種免許の取得は、どのくらい休みが必要ですか?
通いで約20日、合宿で8〜10日が目安です。会社が日程を調整してくれる場合が多いため、入社後のスケジュールとして確認してください。
Q. 二種免許の試験は難しいですか?
教習所を利用する場合は、決められた教習を修了して、卒業検定と、本免許の学科試験に合格します。計画的に教習を受けることが大切です。難易度の感じ方には個人差があります。
Q. 年齢の上限はありますか?
法人タクシーでは、法律で年齢の上限が決められているわけではありません。ただし、会社ごとに独自の規定がある場合があります。応募前に確認してください。
まとめ
未経験の女性がタクシー運転手になる流れは、「応募・面接」「二種免許の取得」「社内研修」「乗務開始」の4ステップです。
免許の費用は、会社が負担してくれる制度を使える会社が多いものの、負担の範囲や返還の条件は、会社によって違います。
応募前に、費用・給与・研修の3点を、書面で確認することをおすすめします。
首都圏最大数のタクシー求人情報満載
タクシーの就職にお役立つ最新の求人情報掲載
登録して採用された方に就職支援金(入社祝い金)を支給
首都圏中心に紹介サービスにおける求人無料支援サービスを実施
タクシーへ転職をお考えの皆様へタクシーの求人情報をお伝えします
タクシー会社へ入社された方や現役で乗務されている乗務員の実際の
お話等を踏まえてアドバイスしています
是非一度、ご利用ください




