
子育て中の女性がタクシー運転手として働くための基本
子育てと両立するには、日勤などの勤務形態を選べる会社を選び、保育園・学校の時間から逆算してシフトを組むことが大切です。
急な休みの扱いは、入社前に確認しましょう。
「子どもが小さいけれど、タクシー運転手として働けるのだろうか」。
子育て中の女性にとって、働く時間は最も大切な条件のひとつです。
結論から言うと、勤務形態を選べる会社を選べば、子育てとの両立は十分に目指せます。
ポイントは、勤務形態、シフトの出し方、急な休みへの対応の3つです。
この記事では、保育園や学校の時間から逆算した考え方と、面接で確認したいことをまとめました。
POINT.01 勤務形態は日勤・隔日勤務・夜勤のどれか
タクシー運転手の働き方は、大きく3つに分かれます。それぞれ、子育てとの相性が違います。
| 勤務形態 | 特徴 | 子育て中の目安 |
|---|---|---|
| 日勤 | 朝から夕方まで。生活リズムを保ちやすい | 保育園・学校の時間に合わせやすく、両立しやすい |
| 隔日勤務 | 月11〜13日乗務。1回の勤務が長い代わりに、休みが多い | 勤務日は夜をまたぐため、預け先や家族の協力が必要 |
| 夜勤 | 夕方から深夜まで | 家族の協力が得やすい家庭向き |
なお、会社によっては、「まずは隔日勤務から」と決まっている場合もあります。
入社時から日勤を選べるかどうかは、必ず確認してください。
短時間勤務や、週休3日に対応している会社もあるため、求人票の勤務時間の欄も、よく見ておきましょう。
POINT.02 保育園・学校の時間から逆算する
勤務時間は、「預け先の時間」から逆算すると、無理のない働き方が見えてきます。
考え方の順番は、次のとおりです。
考え方の順番
- 預け先の時間を確認する(保育園の預かり時間、学童の終わる時間など)
- 自宅から営業所までの通勤時間を足す
- 出庫前の点呼・車両点検と、帰庫後の精算・片付けの時間を足す
- 残った時間が、乗務に使える時間になる
たとえば、預かり時間が7時30分から18時30分の保育園なら、通勤と準備の時間をふまえて、8時台に出庫し、17時台に帰庫する日勤が、ひとつの目安になります。
これはあくまで一例で、実際の時間は会社によって違います。
ここで注意したいのは、求人票の勤務時間が、「乗務時間」なのか、準備と精算を含めた「拘束時間」なのかです。
見た目の時間が同じでも、実際に家を出る時間と、帰れる時間が変わります。
POINT.03 日勤の1日の流れ(イメージ)
会社によって異なりますが、日勤の一日は、次のような流れになることが多いです。時間は、あくまで一例です。
| 時間帯(例) | 内容 |
|---|---|
| 出庫前 | 点呼を受け、アルコールチェックと車両の点検を行う |
| 午前 | 出庫し、乗務を開始する |
| 昼ごろ | 昼食と休憩をとる。休憩のとり方は、会社のルールによる |
| 午後 | 乗務を続ける。夕方の迎えの時間に合わせて、営業を終える |
| 帰庫後 | 車両を戻し、売上の精算と、日報の記入を行う |
乗務中の休憩のとり方は、会社によって違います。
休憩やトイレのとりやすさは、女性の働きやすさに直結するため、面接で「乗務中の休憩は、どのようにとっていますか」と聞いてみてください。
あわせて、営業所の設備(更衣室・休憩室など)も確認しておくと、入社後の負担が減ります。
POINT.04 家庭の状況別|選びやすい勤務形態
同じ「子育て中」でも、家庭の状況によって、合う働き方は変わります。目安として、次のように考えてみてください。
状況別の目安
- 未就学の子どもがいて、家族の協力が少ない:日勤を軸に、保育園の時間から逆算する
- 小学生の子どもがいて、放課後は学童や家族に頼れる:日勤か、勤務時間の短いシフトを相談する
- 家族の協力が得やすく、まとまった休みがほしい:隔日勤務も選択肢になる
- ひとり親で、収入の安定を優先したい:給与保証の期間と、日勤の対象かどうかを、特に丁寧に確認する
どの場合も、「入社してから決める」より、入社前に希望を伝えて、実現できるかを確認しておくほうが、ミスマッチを減らせます。
POINT.05 子どもの年齢別|気をつけたい時期
子どもの年齢によって、急な呼び出しや、預け先の問題が起きやすい時期があります。あらかじめ、対策を考えておきましょう。
年齢別の注意点
- 乳幼児期:発熱や感染症で、保育園を休む日が増えやすい。病児保育や、家族の協力先を確保しておく
- 小学校低学年:下校時間が早い日や、長期休みの預け先が課題になりやすい。学童の利用時間を確認する
- 小学校高学年以降:留守番ができる年齢でも、帰宅時間を共有し、連絡手段を決めておく
会社に伝える際は、「この時期は、この曜日が難しい」と具体的に話すと、シフトの調整がしやすくなります。
まずは、登録してみよう!「情報収集」という段階でもどうぞ
![]()

面接・説明会で確認したいこと
子育て中の方が、入社後に困りやすいのは、シフトと急な休みの扱いです。次の点は、事前に聞いておくと安心です。
面接前にメモしておきたい8項目
- シフトの希望は、何日前までに出すのか
- 子どもの行事や通院のための希望休は、通りやすいか
- 子どもの急な発熱のとき、どこに連絡して、欠勤の扱いはどうなるか
- 日勤・短時間勤務・週休3日に対応しているか
- 出庫・帰庫の時間を、ずらせるか
- 営業所の場所は、保育園・自宅から通いやすいか
- 子育て中のドライバーは、在籍しているか
- 給与保証は、希望する勤務形態でも対象になるか
「女性歓迎」という言葉だけでは、実際の体制は分かりません。
具体的に質問して、答えが明確な会社ほど、受け入れの準備が整っていると考えられます。
収入と時間のバランスをどう考えるか
勤務時間が短くなると、一般に収入も下がりやすくなります。そのため、「どのくらい働けば、どのくらいの収入になるか」を、事前に把握しておくことが大切です。給与保証の対象になる勤務形態や、歩合の仕組みは、会社によって違います。
収入の目安を知りたい方は、当サイトの収入計算ツール【内部リンク:タクシー運転手の収入計算ツール】で試算できます。
長く続けるためのコツ
続けるための4つのコツ
- 勤務の予定を家族と共有し、急な場合の預け先(親族や、病児保育など)を、先に決めておく
- 最初から、勤務日数を多くしすぎない。慣れてから、少しずつ増やす
- 長時間座るため、腰への負担に備えて、こまめな休憩とストレッチを習慣にする
- 同じ営業所の先輩ドライバーに、スケジュールの組み方を相談する
女性ドライバーを取り巻く環境
国土交通省の資料では、令和元年度から3年度ごろのタクシー運転者のうち、女性の割合は約4.4%とされています。まだ少数ですが、女性が働きやすい環境づくりに取り組む会社も増えています。女性専用の更衣室や仮眠室など、設備面の確認ポイントは、女性がタクシー会社を選ぶときのチェックポイントでまとめています。
子育て中の女性のタクシー転職 よくある質問
Q. 子どもが急に熱を出したとき、休めますか?
シフト制のため、事前申請が基本です。ただし、急な欠勤に柔軟に対応している会社もあります。連絡の方法と、欠勤の扱いを、入社前に確認しておくと安心です。
Q. 小学生の子どもがいても、働けますか?
学校や学童の時間に合わせて、日勤を選べるかどうかがポイントです。長期休みの期間の働き方も、会社に相談してみてください。
Q. 土日を休みにできますか?
希望休の通りやすさは、会社ごとに違います。希望する曜日がある場合は、面接で、シフトの決め方とあわせて確認してください。
Q. 夜の乗務は避けられますか?
日勤を選べば、夜間の乗務はありません。日勤を選べるかどうかは、会社によって違うため、応募前に確認してください。
まとめ
子育てと両立してタクシー運転手として働くには、勤務形態を選べる会社を選び、預け先の時間から逆算して、無理のないシフトを組むことが大切です。
シフトの出し方や、急な欠勤の扱いは、入社前に具体的に確認しましょう。
複数の会社で同じ質問をして、答えを比べると、両立しやすい会社が見えてきます。
子育ての状況は、お子さんの成長とともに変わります。
今の希望だけでなく、1年後の働き方も相談できる会社かどうかも、見ておくと安心です。
首都圏最大数のタクシー求人情報満載
タクシーの就職にお役立つ最新の求人情報掲載
登録して採用された方に就職支援金(入社祝い金)を支給
首都圏中心に紹介サービスにおける求人無料支援サービスを実施
タクシーへ転職をお考えの皆様へタクシーの求人情報をお伝えします
タクシー会社へ入社された方や現役で乗務されている乗務員の実際の
お話等を踏まえてアドバイスしています
是非一度、ご利用ください




