東京・都内のタクシー運転手の年収はいくら？リアルな収入と稼ぎ方

タクシードライバーは本当に稼げる仕事？!

東京都内の売上の平均

タクシードライバーの仕事が初めて、未経験の方が「東京のタクシードライバーってどのくらい稼げるの？」「東京 タクシー 年収は」「タクシードライバー 稼げる？」「タクシー 売上 いくら」とそんな疑問を持つ方は多いでしょう。

タクシー業界はコロナ禍を経て一時的に需要が落ち込みましたが、2024年以降は訪日外国人の増加や配車アプリの普及によって再び活気を取り戻しています。

特に東京は全国でも圧倒的に乗客が多く、流し営業だけでなくGO・S.RIDE・Uberなどのアプリ配車による安定した収入も見込めます。
では実際、東京で働くタクシードライバーの年収はどの程度なのでしょうか

東京の平均年収は450万〜600万円の個人的な差があるが、誰もが得られる年収の幅です
けっして男女に関係なく、年齢、学歴、社内キャリアや上下関係に拘わらず、稼げる年収の平均値です。

稼ぎたい収入が、乗務員内でもそれぞれです。
若い方や家庭を持たれる方なら600万、又はそれ以上を稼ぎたいでしょうが、定年後や年金受給者であれば、そこそこの収入で満足します。

今回は、タクシー運転手の収入について解説していきます

タクシー 隔日勤務での売上の場合

タクシー勤務における一般的な隔日勤務とは、1日勤務して翌日を丸一日休みという乗務スタイルです。

1回の勤務時間が長くなる代わりに、月々の勤務回数は、12乗務が基本のタクシーならではの特徴です。1回の乗務では、通常16時間から21時間程度の勤務を行い、1回の乗務内で3時間ほどの休憩をとります。「休憩」の取り方や回数は自由ですが、必ず3時間以上を取ることが定められています。

そして、勤務明けの日は「明番（あけばん）」と呼ばれ、次の出勤までに20時間以上の休息をとることができます

一般の一日での営業収入額の目安

タクシー売上6万は、一日60,000円の営業収入による月間12乗務で720,000円の営業収入

720,000円の営業収入対して、60％の歩合支給とした場合、432,000円の給与の総支給額

いわゆる年収520万円

営業所内で稼ぎ頭の1～2割の乗務員の目安

タクシー売上8万は、一日80,000円の営業収入による月間12乗務で960,000円の営業収入
960,000円の営業収入対して、60％の歩合支給とした場合、576,000円の給与の総支給額

いわゆる年収691万円(約年収700万円)が「売上100万円」に値する所得の内容です。

営業所内で数名の乗務員の目安

タクシー売上10万は、一日100,000円の営業収入による月間12乗務で1,200,000円の営業収入
1,200,000円の営業収入対して、60％の歩合支給とした場合、720,000円の給与の総支給額

いわゆる年収864万円

東京都内のタクシードライバーの平均年収は、約450万〜600万円前後といわれています
ただし、これは「平均値」であり、会社や勤務形態、営業エリア、本人のやる気によって年収差は非常に大きいのも実情です。

タクシー未経験者の方にお伝えしておくこととして、最近は、ここの乗務員の一日の売上(営業収入)が帰庫時に確認できない営業所も多くなりましたが、以前は当たり前のように、全乗務員の前日や当日の営業収入がパソコン等で見ることが出来ました。

営業所のカウンターデスクにデジタル表示され、自分の営収のランキング表示もされ、所内及び営業所別の順位も確認することが出来ました。
そのようにして、営収に対して「切磋琢磨」しつつ、高営業収入の乗務員の売上アップのヒントやアドバイスを貰うこともできます。
また、各営業所の班長や運行管理者からも売上に対してもアドバイスを貰うこともあります。

勤務形態別の想定年収

誰もが、タクシー乗務員として、同じ土壌から始まり「高収入」稼げることができ、その条件は、みんな同じです。

どのような業種や職種でも不満や後悔はあります。
でも「タクシー稼げない」という言葉は、その方の能力の次第ということになります。

その能力は、意欲的に収入を得ようという意識がないと高収入は見込めないのです。

タクシードライバーの極みの夜日勤(ナイト)

特に夜勤務＋アプリ配車中心のスタイルを取るドライバーは、月収50万円以上が一般的と言われています。
トップドライバーになると、年収800万円以上に達するケースもあります。

1,000万円の年収を掲げる会社の勤務形態の大半は、「夜勤(ナイト)」です

週6日の24日間の夜勤務　営業収入60,000円×24日間　1,440,000円
1,440,000円×60%以上　864,000円×12か月　10,368,000円　年収1,000万円の根拠です。

乗務時間として、8～10時間と短く、その時間帯に、22時～5時(7時間)までの「深夜料金」の2割増しが含まれます。
ですので、大半が「2割増し」の乗務で営業収入を稼げるということです。

しかし、いきなり未経験者が夜勤務をされることは無く、「隔日勤務」を数か月してから、希望として「夜勤務」のシフトになります。

会社により、「日勤」や「夜勤務」シフトが無い、設けてない会社や営業所もあるので、求人募集で事前の確認が必要です。
また、「夜勤務」の転向への基準として、隔日勤務で勤怠の自己管理ができている方、事故・違反がない方が優先的に転向できます。
また、「営業収入」の見込みとして、一日40,000円が目安とされています。

月22日～24日間の乗務が一般的ですが、24日間×40,000円=営収960,000円ぐらいが、「夜勤務」として稼がれる方となります。

タクシーは稼げると言う根拠となる歩合制
頑張り次第で収入が変わる！

営業歩合が一切無い「固定給与」の会社員務めの職業と違います

タクシードライバーの給与は、基本給＋歩合給が一般的です。
固定給だけではなく、売上の50〜60％程度が歩合として支払われるため、「どれだけお客様を乗せたか」がそのまま収入に反映されます。
その反面、どれだけ限られた時間で、「お客様」に利用してもらえるか・・・
能力の個人差があります。「営業的センス」、「接客センス」、「運転センス」そして、持続できる体力や根気など、すべてがバランスよく、能力として試されということになります。

例：月売上80万円の場合

• 売上：80万円
• 歩合率：55％
• 給与：44万円＋各種手当

44万円の給与を貰う「能力」は、楽に稼げるのか、苦労して稼ぐことになるのか・・・

経験と併せて本人の考え次第ということになります。
前述の「能力」は、誰もが最初からあるのではなく、元々ある能力を発揮することができるか・・・

ということで、1日6万円前後の売上を上げられれば、月収40万円以上が現実的になるのですが、
仕事として楽しめるか、嫌々ながら乗務するかもあなた次第ということになります。

東京は、海外からの観光地として、また世界的なビジネスの都市、催事やイベント会場が多いため、流し営業でも安定した売上を作りやすい環境です。

東京ならではの「稼げるエリア」と「コツ」

《稼げるエリアの代表例》

• 新橋・銀座エリア：サラリーマンの出張・飲み会帰り需要が高い
• 六本木・青山・渋谷エリア：夜間・深夜の高単価案件が多い
• 東京駅・品川駅周辺：観光客・ビジネス利用が多く安定収入
• 23区内の繁華街：新宿・池袋・上野・常に朝まで24時間利用客が居る
• 都心のホテル：23区内の主要ホテルの送迎が多数
• 羽田空港周辺：早朝・深夜の空港送迎が狙い目

稼ぐドライバーの特徴

1. アプリ配車を積極活用
   配車アプリ「GO」や「S.RIDE」を駆使して効率的に乗車回数を増やす。高単価の利用者より稼働率(実車率)を考慮していく
2. 曜日・時間帯を読める
   金曜夜や雨天時など、朝夕の需要が高い時間帯を活用する
   但し、渋滞情報や高速の渋滞時間の予見も考慮する
3. 接客スキルが高い
   礼儀正しい対応でリピーターを獲得する姿勢が好ましい
   会社の顧客の予約やコンベンション(国内外)の定期的な送迎が見込めます
4. 無駄な待機時間を減らす
   「どこで流すか」「どのように流すか」を常にデータで分析するタイプは強い
   交差点での曲がり方一つで利用者を増やすことができる

年収アップの鍵として、「営業スタイル」によりかなり変わると思います。
しかし、よく言われる「歩合率」で同じ売上でも多少の違いはあるのですが、「稼げる」環境が一番と考えてください。

タクシー会社の歩合率について

一般的な「歩合」は60％です

多少の歩合の高低の違いがあっても、働き易い、乗務しやすい会社を優先した方がよいでしょう。
「乗務がしやすい」という環境が、一番稼げるということになります。
通勤面やシフト変更の融通性など、多少2～3％の歩合のことは重要ではないと考えた方が良いでしょう。

東京には大手タクシー会社から中小まで数百社のタクシー会社が存在し歩合率や手当もさまざまです。

特に、あからさまに「高歩合」をアピールしている会社では注意が必要かも知れません。
例えば高歩率となる65％以上の歩合の表示にも支給条件があったりします。
例として、日曜出勤のみ65％、13乗務目は、65％とか・・・また総売上(営業収入)の65％であっても高速や各種の手数料等の負担額が高いなど調整されている場合もあるようです。

タクシー会社の経営構造として、人件費の給与歩率については、60％前後の支給額が、健全な会社と言う認識で良いかと思います。

代表的な給与システム

• AB型賃金：固定給＋歩合給。安定しながら稼げる
• 完全歩合制：実力重視。売上に応じて収入が大きく変動
• B型賃金（完全歩合）＋手当制度：インセンティブが豊富で高収入向き

単純な「完全歩合制」というシステムは、労働基準の指導により、「基本給」がある前提の歩率を定められ現在は、無くなりつつあります。

そして、60％の歩率の内訳として、その内の50パーセントが月給として、賞与として支給されます。
基本給＋歩合給と諸手当で、いわゆる「営業収入の60％」がトータル的に支給されます。

「賞与」については、支給日に在籍していない場合は、支給されない会社もあります。
一般の会社と同様で、賞与の該当期間があります。

タクシー会社の広告やホームページ等を見ると、「未経験でも年収500万円以上可」「トップドライバー年収800万円」などの記載を見かけます。

実力次第で年収800万円も夢ではない環境ですが、タクシー転職への挑戦の心構えも必要だと思います。
一日一日、一回ごとの乗務の積み重ねにより一か月の営業収入が得られるのです。

ですので、一回の乗務で目標の営業収入が得られなくても、粘り強く、根気よく仕事に向き合う必要があります。

きっと誰かのため、何かのためなど目標の意識が高ければ、「頑張る」ことができます。

タクシーの仕事は、特に体力と気力(メンタル)のバランスが必要と言われます

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未経験者でも安心！研修制度と支援体制

東京の都内のタクシー会社の多くは、未経験者歓迎・二種免許取得費用を会社負担というケースが主流です。
但し、まったく「無償」ということではありません。
入社時に、「就業期間」の縛りというものがあります。会社については、本人には貸付として扱われますが、その就業期間が過ぎれば免責となります。
一般的には、2年から3年といわれています。
また、万が一途中で退職された場合でも、就業された期間に応じて返金されることで問題ないようです。
2種免許取得費用は、タクシー会社の業務提携されている会社との取引き金額ですので、一般的な取得費用より安く、20～25万円程度となります。
また、最近では、二種免許取得費用を全額、無償という条件の会社もあります。
定着率の良い会社においては、当たり前のような待遇として一切の縛りもなく無償となるのでしょう。

入社後の流れとしては以下の通り

1. 初任適正診断　(1日)
2. 二種免許の取得（実技・学科5～7日間）
3. 二種免許学科試験場 (1日)
4. 初任法規研修　(1～3日間)
   地理試験の学習（東京タクシーセンターの地理試験は無くなりました）
5. 社内研修
6. 路上指導 (同乗研修・実務訓練)
7. 単独乗務 (独立営業開始) ※研修場所又は各営業所
8. 営業所へ正式配属

※各会社により多少の研修日の日数は違います

最近ではカーナビ・アプリ配車・決済端末の進化により、未経験者でも早期に成果を上げやすくなっています。
最近、入社される方の傾向として、1か月目より多くの方が、「給与保障」以上の営業収入を達成されます。研修自身も充実しており、誰もが安心して単独乗務に迎えられます。
また、単独乗務より2～3か月程度で、大半の幹線道路を取得して、3か月前後には、給与保障以上の営業収入を稼がれます。

社内研修では、外国人観光客対応のための英会話研修など、時代に合わせた教育体制も整っています。
ので、誰もが安心して外国人観光客の乗務受け入れをすることも出来、売上アップに繋がっています。

東京タクシー業界の中ではAIと観光需要で収入アップ

2025年以降、東京のタクシー業界はさらに進化しています。
AI配車の精度向上やキャッシュレス決済の普及、毎年伸びているインバウンドのよる外国人観光客の急増などが追い風です。

特にインバウンド需要の高まりにより、英語や中国語ができるドライバーの価値が上昇しています。
また、観光地を案内する「観光タクシー」や、空港定額送迎など、付加価値型サービスを取り入れることで安定した高収入を実現する人も増えています。

東京のタクシードライバーは努力が報われる仕事は本当の話

東京のタクシードライバーの年収は、平均で400万〜600万円。
しかし、営業の工夫や経験次第で700万〜1000万円も狙える現実的な職業です。
歩合制の特長を活かし、あなたの努力がそのまま給料に反映される、やりがいのある仕事ともいえます。

やはり一番の魅力とも言えます

まさに、新しい仕事への挑戦となるわけですから、その結果も導くのもご自身になります。

これからの時代は、ただ走るだけでなく「データ分析」「顧客満足度」「アプリ対応力」が鍵でもあり
もしあなたが「自由な働き方」「安定した収入」「自分の時間」を求めるなら、東京のタクシードライバーという選択肢は、間違いなく魅力的です。
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